周期性発熱症候群 Vol.1

長女が5歳になって数ヶ月、2~3週間毎に40℃前後の高熱を出すようになりました。

コロナは5類に移行したとはいえ、病院に勤めている以上、患者さん達に感染を広げるわけにはいかないので、

毎回検査をするけれども、コロナでもなければインフルエンザでもない…

ただの風邪かな?と診断されていました。

でも母親としては、2~3週間おきに高熱を出す娘が心配でなりません。

もともと食が細いうえに高熱時にはほとんど食事もとれず、体重も減少していて何か悪い病気が隠れているんじゃないかと疑っていました。

そして何度目かの発熱の時に、かかりつけ医も一度調べてもらった方がいいかもねと、紹介状を書いて下さいました。

ここから先は、うちの長女のケースなので、参考程度に読んでもらえたらと思います。

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初回受診時の娘の症状は、

・体温40度

・咽頭痛

・扁桃腺の腫れと白苔

・咳、鼻水

がありました。先生からは考えられる疾患として、

伝染性単核球症

周期性発熱症候群

があり、検査をして消去法でみていくしかないと言われました。

検査は、採血胸部レントゲン検尿頸部・腹部エコーの検査を施行。

採血では白血球の上昇はなくCRP8.8

レントゲン・検尿異常なし、

腹部エコ―で脾臓が少し腫れていると言われました。

伝染性単核球症の診断のためにEBウイルスの検査もしましたが、結果が出るまでには数日掛かるということで、この日はまだ診断には至らず。

ここまでの検査結果では、脾臓も軽度ではあるが腫れがあるので、伝染性単核球症は否定できないとのこと。

ただし、緊急で治療をしなければいけないような状態でもないから安心して下さいね、と言われました。

ただ、CRPが高値であったため、入院するよう言われましたが、両親も遠方で頼れる人がおらず、下の子を預けられないということ、当の長女は水分摂取はできておりゼリー程度であれば食べることもできていたため、入院はせず自宅療養にして頂きました。

そして数日後、EBウイルスは陰性伝染性単核球症は否定されました。

この日も採血をして、CRPは0.98となっており、入院も免れました。

となると、周期性発熱症候群と診断されるのかなと思っていましたが、まだ様子見。

次回熱発したら、また受診してねということで、私のモヤモヤは繰越しとなりました。

そして(待ちに待っていたわけではないけど…)前回の受診から2週間後に再び40度前後の発熱あり。

カレンダーに発熱した日を記録したものを持参し、先生に見てもらいました。

見えにくいかもしれませんが、発熱した日に赤丸をしています。

この日の先生は前回まで診て頂いていた先生とは別の先生でしたが、大きい病院の先生は外来日が決まっているから仕方ないですね。

ただ、この時に担当してくださったM先生が、その後ももずっと担当して下さっているのですが、とっても優しくて病院嫌いの娘も懐いていて、母は安心♡

余談はさておき、

このカレンダーを見て、前回までの検査結果と発熱の状況から考えて、周期性発熱症候群の可能性が限りなく高いと診断して下さいました。

私は看護師で小児科の病棟看護師をしていた経験もあるのですが、恥ずかしながら周期性発熱症候群という疾患を全く知りませんでした。

なので周期性発熱の知識も臨床経験もないため、主治医の話しや参考書、ネットで調べた情報だけの知識しかないのですが…

このブログを読んで下さっている方は、もうご存知だと思いますが、

周期性発熱の原因はまだ分かっていないし、治療薬もありません。

有効性が高い薬として、発熱時に副腎皮質ステロイド剤を使用することがあげられます。

ステロイドを使用することで、すぐに解熱はしますが、発熱の間隔が狭くなるという報告もあるそうです。

また、その他の治療としては、予防薬として一般的にシメチジンやロイコトリエン受容体拮抗薬が選択されるようです。

外科的な治療として、扁桃腺の摘出も7~9割の患者さんに有効な方法なのだそうです。

治療方法を考えた時に、母親の気持ちとしては全身麻酔で行う扁桃摘出の手術は極力避けたいもの。

何としても薬で予防したいとそう願っています。

ちょっと長くなってきたので、実際に行っている治療は次のブログに書きたいと思います!

ここまで読んで頂き、ありがとうございました☆

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この記事を書いた人

看護師 ハーバルライフセラピスト
看護師に疲れ、それまでやりたかった、フィジーとオーストラリアで語学留学をする。
オーストラリアでは、マッサージの仕事をすることとなり、アロマに興味を持つようになる。
帰国後、看護師に復帰し、メディカルアロマ・ハーブの資格を取得。
その一方で、日本語が全くできないシリア人と出会い、後に結婚。2人の可愛い子どもに恵まれる。
宗教や生活習慣、価値観の違いで衝突することも多いが、少しずつお互いを認め合い、乗り越えられると思っていたものの、2人目の育休中にまさかの離婚宣告を受けるが…

結局離婚はせずに別居という形で新たな生活が始まり、職場復帰を果たしワンオペ育児に奮闘中!

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